猫はひとつしか考えない [猫ってこんな生きもの?]
猫は数がひとつしか分らない・・・と獣医さんに言われたことがあります。
「母猫から子猫を離す時に、一匹は傍において下さい。猫は一匹いれば、気付きませんから。」
その時は、「そうなんだー」と思ったものですが、改めて考えてみると違うような気がします
一匹と二匹は、いくらなんでも分るのではないでしょうか
ひとつと複数みたいな感じで。
二匹以上はその他くくりで、三匹でも四匹でも五匹でも一緒。きっとそんなに数は分りません。
数は猫が生きる上で、必要ないものですから。
ただ、匂いで記憶している事も考えられますから、実際のところ、匂い毎に覚えているのかもしれません。
猫は全てを受け入れる生き物です。
多分、一匹いて、あれ他のがいた気がするけど・・・と思っても、
→なんか分んないけどま、いいや
→一匹の世話をしている内に忘れる
→この仔だけだった、と納得してしまう、のではないでしょうか。
そんなに色々分る生き物ではないのだと思うのです。
今回は「猫の考え方」について、考えてみたいと思います
もちろん私の独断と偏見?に基づいた解釈ですから、事実かどうかは猫にしか分りません
猫は人間のようには色々考えられません。
思い込んだらひとすじひとつのことを主張します。
猫が鳴いて何か訴えるのは、「○○してー」といっているのではなく、独り言のようなものだと聞いたことがあります。
つまり、一匹狼で生きてきた猫は、人に何かしてもらうことなど考えになく、ひとり不満を言っているというのです。
ごはんの時鳴くのは、「ごはんちょうだい」ではなく→「お腹すいたー!」
ドアや戸の前で鳴くのは、「開けてー」ではなく→「ここはやだー!」(←マジっすか!!)
いやー、きっと始めはそうなんでしょう。
でも、習慣になれるのが得意な猫のことです。人と暮らして何年も経った猫の場合、それはないのでは。
明らかに、ドアの前で「開けてーー」と鳴きますよ。
「お腹すいたー」も言うかもしれませんが、「ごはんーー!!」って絶対言ってますよ。
でなければ、朝のにゃーにゃー・鼻チュッチュッ攻撃は何なんでしょう
おっと、話が逸れましたか。
言っている内容はともかく、猫はひとつのことをずっと思っています。
その度合いが、人間よりも遥かに強いのです。
多分、それが獲物を狙う集中力に繋がるのでしょう。
思ったことが叶うか、他に興味が逸れたり、飽きたりするまでずっとです。
ひとつを思っている間は、他のことは考えられない構造のようです。
例えば、「外に出たい」と思ったとします。
猫にとってはただ、外に出たいのです。寒くても、雨が降っていても
人間だったら、寒いから風邪を引く、とか雨が降っているから濡れる、とか次の事を考えられますよね。
でも猫は、考える事が出来ません。寒いのに気付くのは、外に出てから。
しかも、毛皮を着ているので、すぐには分りません。
外に出て、外の動くものに気を奪われれば、それに飽きるまで寒さに気付きません。
もしかしたら、風邪を引いても寒かった事に気付かないかもしれません
外に出れば、たくさん興味のある匂いや物に出会います。
それに気をとられてしまうのです。
他の猫を追いかければ、そのことに集中してしまい何処に行ってしまっても気になりません。
迷子になったり、悪ければ道路に飛び出して交通事故に出会ったりしてしまいます。
外に出て、怪我をしたり病気になったりしたらもっと最悪の事になりかねません。
何か気持ちが悪いな、と感じた猫は、暗いところに入り込みます。
暗くて人目に付かない安全なところで、じっとしていよう・・・と思ってしまうのです。
じっとしていれば、そのうち良くなる。
それが、受け継がれてきた本能であり、決して人に助けてもらおうなんて考えないのです。
もちろん家が近くて、道中、外敵から身を守れると思えばきっと安心出来る場所である家に帰るでしょう。
でも、おそらくは命にかかわる怪我や病気が多いのです。
暗いところでじっとしているうちに、命を落としてしまうこともあります。
猫は死ぬ前に姿を消す、と言うことの真実はこれではないかと思っています。
猫は悲しいまでに潔い強さを、その小さな体に持って生きているのです。
家で飼っていた猫を、外に出していた時がありました。
ごはんの時間になり、何度も名前を呼んでやっと戻って来た猫は、階段を下りるのも気持ち悪そうでした。
何度も吐き、病院に連れて行きましたが、助かりませんでした。
何か変なものを食べたのだと思いました。まだ若い猫で、出て行くときは元気でしたから。
近くにいて、何とか帰っては来たのでしょう。
あんなに吐いて苦しんで、命さえも奪う程、小さな体の中で何が起こったのか。傍で見ていて何も出来ない自分が悲しくてなりませんでした。
その時のことを思い出すと、悔やまれてなりません。あの時出さなければ良かった。
猫には危険が分りません。
好奇心は猫を殺す、と言う言葉は悲しいかな、まさにその通りなのです。
人間は猫よりも周りを見ることが出来ます。
小さな家族が、そんな不幸に見舞われないように気を付けてあげて欲しいと切に願います。
猫が病気になって世話をしていると、嫌がる猫に、可哀相になって人の方がくじけたりします。
ごはんを食べなくて無理にでも食べてもらおうと口に入れたり、薬を上手く飲ませられなくて、オエッとさせたり。
自分が猫を苦しめているみたいで、悲しくなってしまうことは多いですよね。
でも大丈夫、くじけないで下さい。
先ず、猫は食べないと弱って死ぬ、と言うことが分りません。
人間だったら、無理にでも食べないと体力がもたない、などと考えられるのですが、猫には目の前のことしか分りません。
気分が悪くて食べたくない→だから食べないのです。
以前、家の猫が鼻風邪を引いてしまいました。鼻風邪は匂いが分らなくなる為、匂いで食べる猫は食欲がなくなります。匂わないから、決して自分では食べないのです。
「何日も食べないと危険ですから、口に入れて食べさせてあげて下さい。」と獣医さんに言われました。
口を開けて、練って一口サイズにした食べ物を何度も口の中に入れて、食べさせました。
何日か繰り返す内に、ゴロゴロと喉を鳴らして食べ物を口に入れてくれるのを待つようになりました。
匂いは分らなくても、飼い主がいつも以上に構ってくれる、そしてお腹が何か膨れる→嬉しい、それは分るのです。ただ食べたくないから自分からは食べない、それだけなのです。
その仔は今も元気に過ごしています。
歯が痛い時もそうです。口の中が気持ち悪い時も。→食べると痛いから、食べたくない。
どんな時も、獣医さんの指示に従って、適切な手当てをしてあげて下さい。
薬を飲ませるのも、上手く飲ませられないと苦しそうで、辛くなったりすることがありますよね
とりあえず出来るだけ上手く手際よく、飲ませてあげては欲しいのはもちろんですが、猫的にはそんなに苦にはしていません。多分。
過ぎてしまえば、どこ吹く風。人間程にはそんなに色々思わない生き物なのです。
そうでなければ、野生では生きていけませんから。
飼い主に構ってもらえて嬉しい←ちょっとオマケは付くけど、というくらいじゃないでしょうか。
ただ、薬を飲ませる時には、極力ストレスを与えないようにして下さい。猫はストレスには弱いのです。
薬を飲ませる前に、猫なで声を掛ける、決まった言葉を掛ける、押さえつけるなど、さも今から薬を飲ませるよ~ん的な事をするのは、猫が先に察知してしまい、ストレスに感じて逃げたりして余計なプレッシャーを与えてしまいます。さらっと、さっさと、何事もなかったように、が基本です。
春になると、猫の問題が色々とやってきますね
オス猫のマーキング行動。ほんと、大変ですよね家の猫は去勢していますが、この時期はやっぱりしてしまうようです。洗ったり、替えたりしたらいいわ~と気を楽にするようにしています。あと、されて困る物を置かない。するのは床から何十センチかでしょうから、その範囲は諦める。どの道、猫は叱っても分りません過度に、怒らないように注意です。
それから、春の換毛期も大変です。掃除してもしてもふわふわ~、ここは荒野?ブラッシングしてもどんどん抜けて、こんなに厚着してたのアンタ、って感じです(笑)
でも以前TVで、「毛が抜け換わるのはその動物が次の季節も生きようとしてるということだ」という事を知ってからは、抜け毛が嬉しくなりました。今年も一緒にいてくれるんだわーありがとうって。
そういう風に、猫に合わせて人も考えを変えないといけないんですねー。
猫は人間が考えるよりも、ずっと強い生き物です
自分に与えられる環境の全てを受け入れて、誰を頼ることなくひとりで生きて来たのです。
猫と人は、考え方も生き方も全然違う生き物です。違う生き物同士がこうして一緒に暮らす事が出来て、お互いが歩み寄り幸せを感じると言うことは、ある意味奇跡だと、私は思います。
あなたがその仔を選び、その仔があなたを選んで全ては始まったのです。その仔と出会えて、一緒に過ごせるのは人生の中で限られた時間だけです。長く生きない猫にとっては、人生の中で見る夢のような時間でしょう。
少しでも、幸せな時間がたくさんたくさん続くように、人間が猫の考え方や行動を理解して一緒に過ごしていけるよう祈っています
「母猫から子猫を離す時に、一匹は傍において下さい。猫は一匹いれば、気付きませんから。」
その時は、「そうなんだー」と思ったものですが、改めて考えてみると違うような気がします
一匹と二匹は、いくらなんでも分るのではないでしょうか
ひとつと複数みたいな感じで。
二匹以上はその他くくりで、三匹でも四匹でも五匹でも一緒。きっとそんなに数は分りません。
数は猫が生きる上で、必要ないものですから。
ただ、匂いで記憶している事も考えられますから、実際のところ、匂い毎に覚えているのかもしれません。
猫は全てを受け入れる生き物です。
多分、一匹いて、あれ他のがいた気がするけど・・・と思っても、
→なんか分んないけどま、いいや
→一匹の世話をしている内に忘れる
→この仔だけだった、と納得してしまう、のではないでしょうか。
そんなに色々分る生き物ではないのだと思うのです。
今回は「猫の考え方」について、考えてみたいと思います
もちろん私の独断と偏見?に基づいた解釈ですから、事実かどうかは猫にしか分りません
猫は人間のようには色々考えられません。
思い込んだらひとすじひとつのことを主張します。
猫が鳴いて何か訴えるのは、「○○してー」といっているのではなく、独り言のようなものだと聞いたことがあります。
つまり、一匹狼で生きてきた猫は、人に何かしてもらうことなど考えになく、ひとり不満を言っているというのです。
ごはんの時鳴くのは、「ごはんちょうだい」ではなく→「お腹すいたー!」
ドアや戸の前で鳴くのは、「開けてー」ではなく→「ここはやだー!」(←マジっすか!!)
いやー、きっと始めはそうなんでしょう。
でも、習慣になれるのが得意な猫のことです。人と暮らして何年も経った猫の場合、それはないのでは。
明らかに、ドアの前で「開けてーー」と鳴きますよ。
「お腹すいたー」も言うかもしれませんが、「ごはんーー!!」って絶対言ってますよ。
でなければ、朝のにゃーにゃー・鼻チュッチュッ攻撃は何なんでしょう
おっと、話が逸れましたか。
言っている内容はともかく、猫はひとつのことをずっと思っています。
その度合いが、人間よりも遥かに強いのです。
多分、それが獲物を狙う集中力に繋がるのでしょう。
思ったことが叶うか、他に興味が逸れたり、飽きたりするまでずっとです。
ひとつを思っている間は、他のことは考えられない構造のようです。
例えば、「外に出たい」と思ったとします。
猫にとってはただ、外に出たいのです。寒くても、雨が降っていても
人間だったら、寒いから風邪を引く、とか雨が降っているから濡れる、とか次の事を考えられますよね。
でも猫は、考える事が出来ません。寒いのに気付くのは、外に出てから。
しかも、毛皮を着ているので、すぐには分りません。
外に出て、外の動くものに気を奪われれば、それに飽きるまで寒さに気付きません。
もしかしたら、風邪を引いても寒かった事に気付かないかもしれません
外に出れば、たくさん興味のある匂いや物に出会います。
それに気をとられてしまうのです。
他の猫を追いかければ、そのことに集中してしまい何処に行ってしまっても気になりません。
迷子になったり、悪ければ道路に飛び出して交通事故に出会ったりしてしまいます。
外に出て、怪我をしたり病気になったりしたらもっと最悪の事になりかねません。
何か気持ちが悪いな、と感じた猫は、暗いところに入り込みます。
暗くて人目に付かない安全なところで、じっとしていよう・・・と思ってしまうのです。
じっとしていれば、そのうち良くなる。
それが、受け継がれてきた本能であり、決して人に助けてもらおうなんて考えないのです。
もちろん家が近くて、道中、外敵から身を守れると思えばきっと安心出来る場所である家に帰るでしょう。
でも、おそらくは命にかかわる怪我や病気が多いのです。
暗いところでじっとしているうちに、命を落としてしまうこともあります。
猫は死ぬ前に姿を消す、と言うことの真実はこれではないかと思っています。
猫は悲しいまでに潔い強さを、その小さな体に持って生きているのです。
家で飼っていた猫を、外に出していた時がありました。
ごはんの時間になり、何度も名前を呼んでやっと戻って来た猫は、階段を下りるのも気持ち悪そうでした。
何度も吐き、病院に連れて行きましたが、助かりませんでした。
何か変なものを食べたのだと思いました。まだ若い猫で、出て行くときは元気でしたから。
近くにいて、何とか帰っては来たのでしょう。
あんなに吐いて苦しんで、命さえも奪う程、小さな体の中で何が起こったのか。傍で見ていて何も出来ない自分が悲しくてなりませんでした。
その時のことを思い出すと、悔やまれてなりません。あの時出さなければ良かった。
猫には危険が分りません。
好奇心は猫を殺す、と言う言葉は悲しいかな、まさにその通りなのです。
人間は猫よりも周りを見ることが出来ます。
小さな家族が、そんな不幸に見舞われないように気を付けてあげて欲しいと切に願います。
猫が病気になって世話をしていると、嫌がる猫に、可哀相になって人の方がくじけたりします。
ごはんを食べなくて無理にでも食べてもらおうと口に入れたり、薬を上手く飲ませられなくて、オエッとさせたり。
自分が猫を苦しめているみたいで、悲しくなってしまうことは多いですよね。
でも大丈夫、くじけないで下さい。
先ず、猫は食べないと弱って死ぬ、と言うことが分りません。
人間だったら、無理にでも食べないと体力がもたない、などと考えられるのですが、猫には目の前のことしか分りません。
気分が悪くて食べたくない→だから食べないのです。
以前、家の猫が鼻風邪を引いてしまいました。鼻風邪は匂いが分らなくなる為、匂いで食べる猫は食欲がなくなります。匂わないから、決して自分では食べないのです。
「何日も食べないと危険ですから、口に入れて食べさせてあげて下さい。」と獣医さんに言われました。
口を開けて、練って一口サイズにした食べ物を何度も口の中に入れて、食べさせました。
何日か繰り返す内に、ゴロゴロと喉を鳴らして食べ物を口に入れてくれるのを待つようになりました。
匂いは分らなくても、飼い主がいつも以上に構ってくれる、そしてお腹が何か膨れる→嬉しい、それは分るのです。ただ食べたくないから自分からは食べない、それだけなのです。
その仔は今も元気に過ごしています。
歯が痛い時もそうです。口の中が気持ち悪い時も。→食べると痛いから、食べたくない。
どんな時も、獣医さんの指示に従って、適切な手当てをしてあげて下さい。
薬を飲ませるのも、上手く飲ませられないと苦しそうで、辛くなったりすることがありますよね
とりあえず出来るだけ上手く手際よく、飲ませてあげては欲しいのはもちろんですが、猫的にはそんなに苦にはしていません。多分。
過ぎてしまえば、どこ吹く風。人間程にはそんなに色々思わない生き物なのです。
そうでなければ、野生では生きていけませんから。
飼い主に構ってもらえて嬉しい←ちょっとオマケは付くけど、というくらいじゃないでしょうか。
ただ、薬を飲ませる時には、極力ストレスを与えないようにして下さい。猫はストレスには弱いのです。
薬を飲ませる前に、猫なで声を掛ける、決まった言葉を掛ける、押さえつけるなど、さも今から薬を飲ませるよ~ん的な事をするのは、猫が先に察知してしまい、ストレスに感じて逃げたりして余計なプレッシャーを与えてしまいます。さらっと、さっさと、何事もなかったように、が基本です。
春になると、猫の問題が色々とやってきますね
オス猫のマーキング行動。ほんと、大変ですよね家の猫は去勢していますが、この時期はやっぱりしてしまうようです。洗ったり、替えたりしたらいいわ~と気を楽にするようにしています。あと、されて困る物を置かない。するのは床から何十センチかでしょうから、その範囲は諦める。どの道、猫は叱っても分りません過度に、怒らないように注意です。
それから、春の換毛期も大変です。掃除してもしてもふわふわ~、ここは荒野?ブラッシングしてもどんどん抜けて、こんなに厚着してたのアンタ、って感じです(笑)
でも以前TVで、「毛が抜け換わるのはその動物が次の季節も生きようとしてるということだ」という事を知ってからは、抜け毛が嬉しくなりました。今年も一緒にいてくれるんだわーありがとうって。
そういう風に、猫に合わせて人も考えを変えないといけないんですねー。
猫は人間が考えるよりも、ずっと強い生き物です
自分に与えられる環境の全てを受け入れて、誰を頼ることなくひとりで生きて来たのです。
猫と人は、考え方も生き方も全然違う生き物です。違う生き物同士がこうして一緒に暮らす事が出来て、お互いが歩み寄り幸せを感じると言うことは、ある意味奇跡だと、私は思います。
あなたがその仔を選び、その仔があなたを選んで全ては始まったのです。その仔と出会えて、一緒に過ごせるのは人生の中で限られた時間だけです。長く生きない猫にとっては、人生の中で見る夢のような時間でしょう。
少しでも、幸せな時間がたくさんたくさん続くように、人間が猫の考え方や行動を理解して一緒に過ごしていけるよう祈っています
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